坐骨神経痛の治療9(トリガーポイントマッサージ)
痛みの原因となっているところと痛みがでているところは必ずしも一致しない。そういうアプローチがトリガーポイント。
色んなサイトを見てみると小難しく説明されていて、素人にはわかりづらいのだが、わたくしはそのように解釈している。
座ると足の付け根が痛い。
痛いところを揉んでも叩いても伸ばしても良くならない。
それは原因が足の付け根にあるわけではないから。
あくまで原因と関連する部分で弱いところに痛みが出でいる、わたくしの場合は足の付け根。
そう考えれば、痛い部分を揉んでも伸ばしても良くなるわけではないというのは納得できる。
なかなか治らないという方は、このアプローチを試す価値があるだろう。
トリガーポイントのよいのは、自分で試せるところだ。
セラケインというトリガーポイント用のグッズやテニスボールなどがあれば試せる。
また、このアプローチは腰痛、坐骨神経痛だけでなく、肩こり、膝痛など体の様々な痛みのトリガーポイントが体系的に整理されている。
痛いところとトリガーポイントがとんでもなく離れていることもある。
トリガーポイントをテニスボールなどでゴリゴリやって症状が再現されれば、そこが原因となっているところの可能性ある。
トリガーポイントらしきところはいくつかあることも多いようで、ゴリゴリを何日か続けていけば次第にほぐれてくるポイント、まだ硬くほぐれてきっていないポイントに分かれてくる。痛みが残っているなら、コリがしつこいところが本物のトリガーポイントとなる。
もちろん、痛いところがトリガーポイントの場合もある。その場合は非常にわかりやすい。そこのコリをほぐせばよい。
どこが本当のトリガーポイントなのか、痛みの残り具合を見極めながら、取捨選択をしていき、本当のトリガーポイントを探っていく。簡単に言えば、消去法的に原因を探っていくということになるだろう。
この方法はある程度即効性もある。技術のあるマッサージ師のなかにはこのアプローチを使っている方も多いようだ。
また、施術を繰り返すなかで、効果的な方法として、結果的にトリガーポイントと同じようなアプローチに至っている方もいるようだ。
技術がいると思うので自分でやってうまくいくとは限らないが、試す価値は大いにある。仮に自分でうまくいかなかったとしても、プロの技術を試してみて頂きたい。